毒親とは距離を置いたほうがいい 自分のために生きて何が悪い

私は自分の親を毒親と呼ぶことには抵抗がありました。

お母さんも大変だったと思う。

私の母は兼業主婦で、私が生まれたときは父の実家に同居していました。

20代なかばで姑と暮らし、育児をするのはきつかっただろうなと想像はできます。

父は育児には無頓着でしたからなおさらです。

 

親の大変さは想像を超えるものがあると思います。

でも、感謝できるかどうかとは別です。

自分を守るためには仕方ない時もあると思います。

 

 

 

 

私は子供時代、親に管理されて育ちました。

高校生まで門限7時。

1分でもすぎると母から電話がかかってきてヒステリックに怒鳴られました。

門限を破れば正座して説教を受けました。

高校は進学コースだったので、授業が終わるのは6時過ぎという日もありました。

学校から家まで自転車で40分ほど。

授業終わりに先生に質問したり、友達と話していたりすると、7時をこえてしまうことがありましたが、理由は関係なく、7時を過ぎたらアウトでした。

 

その他にもテレビは8時まで、化粧禁止、ノースリーブ禁止、ヒールのある靴禁止、下着は派手な色禁止、食べるものも一々母に許可が必要でした。

とても窮屈だった。

 

学校の成績は良い方でした。

高校では学年で1番の成績を取ることも多々ありました。

しかし、私は高校受験に失敗して滑り止めの高校に行っていたので、

褒められたことはありませんでした。

 

高校でトップの成績を取ることはとてもしんどいことでした。

2位に落ちることは恐怖でしかありませんでしたし、

同級生からは「あいつまじめだよな」と陰口を叩かれていることも知っていました。

 

頑張っているのに、良いことをしているはずなのに、

なんで私には味方が現れないんだろう、と子供ながらに理不尽さを感じました。

 

それでも頑張っていられたのは、

「私が頑張れば親は喜んでくれるはず」と思っていたからのような気がします。

 

私はその後、自分の全力を出し切って志望の国立大学に入りました。

凡庸な私が、努力だけで勝ち取ったものです。

本当に嬉しかった。

私にとっては大きな大きな経験でした。

 

 

 

それから10年以上経って、今私は31歳になりました。

実家に帰る度に親に子供を急かされるので、私は子供がほしくない旨を伝えました。

 

すると、

「親の金で大学に行けた身分でなんてことを言うんだ」と言われました。

続けて、「あんないい大学に入れたのはお金があったからだ」とも。

 

 

私は心底ゾッとしました。

 

 

親の経済力には感謝しています。

それは本当です。

 

でも、試験に合格したのは私が努力したからです。

毎日ノルマを決め、コツコツと実行し、辛くても頑張ったからです。

 

親だって大学に入るのを望んでいたはずです。

 

結局、親は子供を支配していいと思っているとしか考えられません。

人の努力を無視してまで、上から物を言いたいなんて異常だと思います。

 

今まで、子供が欲しくないということに関して、

親にはどこかしら罪悪感があったような気がします。

 

でも、これからは意識して罪悪感を持たないようにします。

私の人生は私のものなのは当たり前です。

 

意識して切り離さないといけない時点で精神的に未熟なんだと気付かされます。

親の影響力から逃れるのがなんでこんなに難しいのか、よく分かりません。

 

「親に感謝できないなんて未熟」という言葉は、問題なく育った人の無神経さ、のんきさ、陰険さを表した言葉だとしか思えません。

 

でも、親のために犠牲を強いるほうが下品でしょう。

自分のために生きて何が悪いのでしょうか。